連凧~笑み舞う~2021開催報告


2021年3月7日(日) 9:00 快晴。ちょっと風が強い。海岸公園センターハウスに集合した30名が、深沼海岸に向かいました。仙台凧の会のメンバーは凧あげの準備、和太鼓Atoaは演奏の準備をする中、私たちは、海岸のゴミ拾いを楽しみながら浜辺を探索。

10:00 第8回連凧~笑み舞う~が始まりました。


凧は、平和のシンボル。凧に祈りを捧げ、未来を思い楽しむとともに、被災地海岸線のこれからの変遷を見守り、生態系の再生の手助けとなることを目的としたイベントです。

あれから10年が経ち、周りの景色は大きく変わってきています。そこには、10年前まで暮らしていた荒浜の方々の姿はありません。防潮堤や防災施設は完成し、荒浜小学校や壊れた住宅基礎だけが震災遺構として保管され、商業施設建設のための土地整備がどんどん進んでいます。これからはどんどん外部から人が集まることでしょう。このイベントが自由に開催できるのはいつまでなのか・・・。という思いをもちつつ凧あげを開始。防潮堤の上で鎮魂の祈りを捧げ、未来の平和を願いました。来年もここで凧あげができのか・・。もしかしたら大きなイベントが開催され私たちの入り込む余地がなくなっているかもしれません。そんな危機感を持った今年の凧あげでした。

 

11:30 解散

笑み舞う smile project/NPO法人みんな一書
代表:亀井 勤

9:00 海岸公園センターハウス駐車場集合
〒984-0033 宮城県仙台市若林区荒浜北官林30
ー朝礼ー
ー準備ー
9:20 ―海岸散策、清掃ー
10:00 ―凧あげ開始―
―ドローン撮影ー
11:10 鎮魂と平和の祈り
Atoa. (和太鼓) 中川雅寛(日本舞踊)
11:20 写真撮影
11:30解散

現在の、復興、拡大、成長を求める時流の中、
現状維持、継続を目的とした事業の開催は、
さらに厳しい状況になると思います。
しかし、みんな一書は、これからも引き続き、荒浜に暮らす住民の側に寄り添い、ひたむきに努力していく所存ですので、来年もこの地で、いっしょに泣き、笑っていきましょう。